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地震で廃炉避けられぬ志賀原発(植草一秀の『知られざる真実』)

 

地震で廃炉避けられぬ志賀原発(植草一秀の『知られざる真実』)

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/347.html

投稿者 赤かぶ 日時 2023 年 5 月 07 日 07:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

 

※補足 2023年5月6日 日刊スポーツ29面 紙面クリック拡大

地震で廃炉避けられぬ志賀原発

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-4f666f.html

2023年5月 6日 植草一秀の『知られざる真実』

石川県珠洲市で震度6強の地震が発生した。

石川県珠洲市は2020年から群発地震に見舞われている。

5月5日には午後2時42分に最大震度の地震が発生した。

地震の規模を示すマグニチュードは6.5。

一連の群発地震のなかで最大規模の地震が発生した。

京都大学の西村卓也教授がメディアで地震発生のメカニズムについて解説している。

西村教授は能登半島で「前例のないような地殻変動が起きている」と指摘する。

西村教授は、国土地理院が全国約1300ヵ所に設置したGPS定点観測データで地盤の動きをとらえ地震を予測する研究を行っている。

珠洲市の観測点では2020年11月から2023年4月までに7センチの隆起が確認されているとのこと。

地面の隆起は火山帯で多く見られるが、火山のない地域でこのような隆起が起こるのは25年間のGPSデータの中で前例がないとする。

 

2020年12月ごろから能登半島の地下10数キロに「流体」=地下の深部から上昇してきた水が溜まるという現象が観測され、流体が周りの岩盤を押し広げたりして断層に浸透することで地盤や地面の隆起が発生しているとのこと。

現在も「流体」が溜まっており、周りの岩盤や断層に浸透しているため、活発な地震活動は続くと考えられるとのことだ。

 

西村教授は能登半島に活断層が多数存在し、そもそも地震がおこりやすい地域であると指摘する。

ただし、巨大地震が発生するのは確認されている活断層の地点だけではない。

活断層は過去に地震が起こったことを示す化石みたいなもの。

地震が起こりやすい場所と言える。

 

しかし、地下深部で発生する地震もあり、活断層以外のところでも地震が起こる可能性がある。

日本全国で活断層の調査は進んでおり、最近起こった地震のうち、活断層で起こったものが約半分ある。

しかし、残りの半分の地震がノーマークの場所で発生したとの研究がある。

西村教授は活断層だけ調べておけば安心ということにはならないと指摘する。

実は石川県に原発が存在する。

 

北陸電力志賀原発。

原発敷地内に活断層があれば原発の稼働は認められない。

2016年の有識者会合の評価書は志賀原発敷地内の一部の断層を活断層と解釈するのが「合理的」とした。

ところが、この判断が覆された。

原子力規制委員会が本年3月15日の定例会合で、志賀原発2号機直下を走る複数の断層が「活断層ではない」とする審査チーム結論を了承した。

稼働は困難と見られていた志賀原発の稼働が強行される恐れが生じている。

岸田内閣は原発全面推進の方針を明確にした。

2011年3月11日のフクシマ原発事故を踏まえて脱原発、原発廃止が論議されてきたが、岸田内閣は原発全面推進の方針を明確にした。

日本ではいまも原子力緊急事態宣言が発出されたまま。

一般公衆の被曝上限は年間1ミリシーベルトとすることが法律で定めているが、原子力緊急事態宣言を発出し、一般公衆に年間20ミリシーベルトの被曝を強要している。

被曝の累積線量が100ミリシーベルトに達すれば、がん死リスクが有意に上昇することが科学的知見として確立されている。

20ミリシーベルトの被曝が5年続けば累積線量は100ミリシーベルトに達する。

日本政府は国民の生命と健康に重大な悪影響を与える非人道的行政を実行している。

原発立地地点で地震による強い揺れが発生すればフクシマ事故が再現されるリスクは高い。

このような愚劣な行政が白昼堂々と展開されている。

能登半島に立地する志賀原発が巨大地震に見舞われるリスクを否定することはできない。

2007年3月25日には輪島市でマグニチュード6.9、最大震度6強の地震が発生している。

いまからわずか130年前の1892年12月9日と12日に、現在の志賀原発の至近距離にある地点を震源地とするマグニチュード6.3ならびに6.4の地震が発生している。

志賀原発が巨大地震に襲われる可能性は十分にある。

地震論議を原発論議に結びつけるべきことは当然。

志賀原発は廃炉以外に道がない。

このことを確認することが必要である。

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コメント

 

▲△▽▼

石川県はこれまでも大地震に見舞われてきたが、志賀原発の話は一切マスコミに乗らない。定点観測の映像を一瞬流して「特に被害はありませんでした」で済ますだけ?

本当にそうなのか? マスコミぐるみの情報隠ぺいを感じる。

この地は清和会老いぼれ狸のシンキロウの地元だから、忖度が働いているのだろう。呆れ返るばかりだ。

10. 2023年5月07日 09:22:56 : 3WWjn8HZw2 : Lm05L1hNWDFjM2s=[945]  報告

▲△▽▼

今回の地震波にもP波がないという話がある。

つまりDSの地震兵器によって、いくらでも稼働中の原発はゆすりのタネになるということだ。

地震だけに!!!

 

11. 佐助[9489] jbKPlQ 2023年5月07日 10:17:18 : OH5B1DJ5vw : MWJIbklNdk1UcUU=[2]  報告

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P波はS波よりも伝わる速度が早いため震源地から遠いや波形の送り測定時間により,P波とS波が重なって読めるのは当たり前です。

気象庁が「自然地震」と「自然地震でない地震」の波形データについて解説していますように,波形の早送り時間で見ると,P波はあります。

西村教授が能登半島で「前例のないような地殻変動が起きている」と指摘しているように,そのメカニズムとして注目されてきたのが、地下深くから上昇してきた水(流体)の影響で,普通は火山が噴火すると暫く地震はしずまるのですが近くに火山帯がない。

この一因とみられているのが、プレートが沈み込む際に巻き込まれた海水などが、地下深くで染み出したあと、地表に向かって上昇してきた「地下水」の存在で,西村さんらの解析では深さ10~15キロに膨らみが生じており、この膨らみが岩盤を押したり、染みこんだ流体によって摩擦が弱まったりして地震が続いてきたという。この群発地震は長く続きそうで志賀原発は廃炉にすべきである。

しかも,リチウム電池を使用した電子機器は、出火事故が避けられない。原因はイオン化しやすいリチウムが振動共鳴して発火しやすいからで電気自動車が停止中に突然発火して燃える覚悟はしておくことである。

iPad やiPhone の電源の出火が問題になっているが自転車の電気アシストも同じ理由で過電流防止されていても突然発火の恐れはある。

福島事故原発も津波地震のセイにしているが,この事故福島原発に数年前から配管など亀裂が入っていたこともドイツで広く知られている。

原因はイオン化しやすいリチウムが振動共鳴して発火しやすいんです。

そこで必ずコンデンサー電子半導体電池の登場となるわけです。原発も火力も太陽電池も風力などすべて入りません。しかもCO2に強く,振動共鳴して発火することがない。電子半導体電池は、電子機器から家庭と工業電力、必ず、電車・船・自動車・飛行機・ロケットにも使われ普及するはずです。原発だけでなくリニアこんなもの入りません。

電磁波(電子)電池は、電池のように電気をため込むのではなく、電磁波を熱変換して使用する永久起電装置である。燃料電池よりパワーの大きい、水素も酸素もリチウムも原発も火力必要のない電池です。ドル崩壊で金本位制で加速する可能性があります。

12. 2023年5月07日 10:30:09 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[10706]  報告

▲△▽▼

離れた地ではP波のほうが先に到着するはずだがよー、残念なことに愛知県某所ではいきなり横揺れが比較的長く続いてそれきり。

それも、3.11ほどではないが、気持ちの悪いゆっくり感。

P波があったのかどうかすら疑問だ。

(個人的には感覚が鋭いほうだと思ってるのだが、いつもなら感じる「ゴゴゴ」という揺れはまったく無かったと断言しておく)

まあ、志賀原発だったか?どこかの原発は断層カッター(読み解く者の主観)により断層を分断して別の断層にされちゃってるからな。

素人目にも一つの断層だろうと判断できるほどでも、な。

13. 2023年5月07日 20:53:40 : vdVsvunWJE : T2tEZkNhUXdLWkU=[69]  報告

▲△▽▼

再稼働反対!!

日本もドイツに続き、廃炉にしましょう!

14. 2023年5月07日 21:38:41 : qI4PVGWbOs : cGhhTmMvWnlPaHM=[1]  報告

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<▽39行くらい>

植草氏>「2011年3月11日のフクシマ原発事故を踏まえて脱原発、原発廃止が論議されてきたが、岸田内閣は原発全面推進の方針を明確にした・・・原発立地地点で地震による強い揺れが発生すればフクシマ事故が再現されるリスクは高い。・・・能登半島に立地する志賀原発が巨大地震に見舞われるリスクを否定することはできない・・・志賀原発は廃炉以外に道はない」

          政権奪取して、脱原発の実現に向かえ

 ドイツは先月の2023年4月15日に、最後まで運転稼働の全ての原発を停止し、ついに脱原発を達成した。赤旗特派員の桑野白馬記者が4/30・5/7付赤旗日曜版合併号でそのへんを詳報してるので、それに基づきコメントする。“最後まで運転稼働”というのは、北西部リンゲンにあるエムスラント原発、南西部シュツットガルト方面のネッカーウエストハイム原発、南東部バイエルン方面のイーザル原発の計3ケ所の原発であるが、これの稼働停止で、ドイツ連邦共和国は遂に原発を卒業した。

 この国の原発は、約60年前の1967年に商用原発を運転開始以来、半世紀を超えて稼働だったが、その幕を閉じたわけである。一時はこの国の発電量の3割以上を占めた原発だったが、ついにピリオド打った。脱原発の背景を少し概観すると、この国の特殊性もある。戦後の東西冷戦時代に、ドイツは東西に分断されいつ戦争に巻き込まれるか、不安定な国であった。そうした状況で原発稼働と依存に踏み切ったわけだが、核戦争・核兵器・核抑止力等の問題と関連させて、論議がなされてきた。1983年に脱返発の“緑の党”が国会に大きく進出した背景は、アメリカの核ミサイルのドイツへの配備に反対する、国民的大運動があった。そうした中、1986年にはチェルノブイリ原発事故もあったわけで、以来ドイツの反原発運動は政治的大問題として半世紀以上続いてきた。

 その間2002年には、社民党と緑の党の連立政権下で、2022年頃までの原発段階的廃止法の制定したが、その後中道右派のメルケル政権は運転期間再延長を決めてしまった。が、2011年に日本のF1の事故があり、再度2022年末までの脱原発に踏み切った経緯ある。そしてついに、本年4月15日を迎えたわけである。“原子力に投資するより、再生可能エネに投資する方が合理的”のメッセイジを、ドイツは世界に送ったわけだが、問題は停止し廃炉したから一件落着とかの安易な問題でなく、廃棄物の処理とか難問がここから始まる。

が、大きく前進したことは事実である。次は我が国日本の番だ。日本は、地政学的問題に加えて、巨大地震国家、活断層真上原発建設という狂気、どう解決するかだ。最早政権奪取して、脱原発きゃあだろう。れいわ山本中心に、この指とまれで、勢力を結集きゃあねえよ。投票に行かない5割の無党派層が動けば、何とかなるよ。

15. 2023年5月07日 22:16:46 : FQYtW7sgEw : N2ZsVHkxcHZuRXM=[18]  報告

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当然ながら廃炉するべきだ

自民党は、日本の国土に対して何か恨みでもあるのかね?

アメリカの後ろ盾で好き勝手に原発を増やして自分らの利権にするとか、とんでもない事だ

こんな危険なものは全廃するべきだな

リスクに見合ったリターンが無さすぎる

16. 2023年5月07日 23:21:27 : gqq5e2Va2s : T0RkaXh3bUdZVzI=[2]  報告

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カルト宗教に科学は無力です。

戦後教育の失敗が現在の「ニッポン」を産んだ、ただそれだけの事。

17. 2023年5月08日 04:12:16 : rZkzfOnMyM : TVh3dEU4M1BxbEU=[27]  報告

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福一の明確な原子力犯罪者すら殺せないJAPがピーピー言っても無駄だろ

ゲリゾーは山上の単独犯とは俺は断定していない

原発止めるならば、不服従では無理だな

確実に武力革命が必要

誤魔化すなよ?

 

北陸電力志賀原発。

原発敷地内に活断層があれば原発の稼働は認められない。

2016年の有識者会合の評価書は志賀原発敷地内の一部の断層を活断層と解釈するのが「合理的」とした。

ところが、この判断が覆された。

原子力規制委員会が本年3月15日の定例会合で、志賀原発2号機直下を走る複数の断層が「活断層ではない」とする審査チーム結論を了承した。

稼働は困難と見られていた志賀原発の稼働が強行される恐れが生じている。

岸田内閣は原発全面推進の方針を明確にした。

能登半島が第二の福島になる前に、八百万の神々が教えくれたのではないか。能登半島の住民は原発再稼働に反対を表明し、まず北陸電力から電気を買わない。そして発推進議員を議員から引きずり落とす。

いつまでも、保守王国などといっているか、神々からのお叱りが入いったのが今回の能登半島地震の結果である。

八百万の神々は岸田自民党の政策にノーをつきつけた。なぜなら洗脳手段としての宗教、CAI統一教会の一神教の継続したいのが岸田政権自民党。

この政権に追従している住民には神々の怒りがまだまだ続くであろう。