ガザで迷走するネタニヤフとバイデン(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/882.html
投稿者 赤かぶ 日時 2023 年 10 月 19 日 05:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
ガザで迷走するネタニヤフとバイデン
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310180001/
2023.10.19 櫻井ジャーナル
ガザのアル・アフリ・アラブ病院が10月17日に爆破され、500名以上の患者や避難民が殺されたと伝えられている。その後の報道では700名以上だという。
現地に入っている西側の記者もイスラエルによる攻撃だった可能性が高いとしているのだが、イスラエルはパレスチナ側の誤爆だと主張。ハマスの通信を傍受した会話と称する音声も公表されたが、方言の分析などから信憑性はないようだ。その信憑性のない話をイスラエル訪問中のジョー・バイデン米大統領は受け入れた。
イスラエル側がハマスの通信を傍受しているという主張に苦笑する人は少なくない。通信を傍受できるのなら10月7日のハマスによるイスラエルに対する奇襲攻撃はなかったはずだからだ。
病院を攻撃したのはイスラエル軍だということになると、誤爆だったのか意図的なのかという問題が生じる。意図的だったとするなら目的は何かということになるが、イスラエル建国の前からシオニストはパレスチナからアラブ系住民を殺害、あるいは追放しようとしてきた。民族浄化だ。アメリカでヨーロッパからの移民が行い、ウクライナではネオ・ナチがロシア系住民に対して行っている。
ウクライナでネオ・ナチ軍は学校や病院を軍事拠点にし、そこからドンバスの反クーデター派住民を攻撃していた。その学校や病院をロシア軍は攻撃したが、その際、そこに一般市民はいないことを慎重に確認している。
アル・アフリ・アラブ病院に武器弾薬がなかったことは攻撃後に二次爆発がなかったことから確実だと言われている。イスラエル軍は病院がハマスの軍事拠点になっているかどうかを確認できていない。
病院が爆撃される前日、国連の安全保障理事会ではロシアが提出した決議案が否決された。この決議案はガザにおける民間人に対するあらゆる違法な暴力を非難、停戦を求めているが、アメリカ、イギリス、フランス、日本はハマスを名指しで非難していないとして反対している。
この4カ国はイスラエルによるパレスチナ人弾圧は容認しているわけだが、ハマスを作り出したのはイスラエルである。イスラム世界には日米英仏の4カ国がイスラエルに病院爆撃を許したと考える人もいる。
ハマスは1987年12月、シーク・アーメド・ヤシンによって創設された。ヤシンはムスリム同胞団の一員としてパレスチナで活動していた人物で、ガザにおける同胞団の責任者。シン・ベト(イスラエルの治安機関)の監視下、彼はムジャマ・アル・イスラミヤ(イスラム・センター)を1973年に創設、76年にはイスラム協会を設立、77年の選挙で軍事強硬派のリクードが勝利するとイスラエル政府はイスラム協会を人道的団体として承認した。ハマスはイスラム協会の軍事部門だ。
シーモア・ハーシュによると、前回、つまり2009年に返り咲いた時、ベンヤミン・ネタニヤフはPLOでなくハマスにパレスチナを支配させようとした。そのため、ネヤニヤフはカタールと協定を結び、カタールはハマスの指導部へ数億ドルを送り始めたという。
イスラエルの中でも特にハマスとの関係が深いネタニヤフは汚職事件で窮地に陥っていた。今回のハマスによる攻撃でとりあえず窮地を脱することができた。彼は早期の停戦を望んでいないだろう。
イスラエルがハマスを作った理由はヤセル・アラファトが率いるPLO(パレスチナ解放機構)のファタハを弱体化させることにあった。アラファトのライバルを育て、内部対立させることで運動を弱体化させようとしたのだ。
しかし、イスラエルは2004年3月にヤシンを暗殺、その年の11月にアラファトも死亡した。アラファトも殺された可能性が高い。アラファトの死でPLOの影響力は大きく低下、イスラエルにとってハマスの存在意義は薄らいだはずだが、2009年にネタニヤフはハマスを使った。つまり関係は切れていない。
イスラエル軍はGBU-43/Bを使う可能性があるが、それが使われなくてもガザで住民の虐殺が続いた場合、ヒズボラが介入する可能性が高まるのだが、イスラエル軍の地上部隊が2006年7月から9月にかけてレバノンへ侵攻した際、ヒズボラに敗北している。その際、イスラエルが誇る「メルカバ4」戦車も破壊されてメルカバ神話が崩れ去った。
ハマスはガザに地下施設を建設、イスラエル軍の侵攻を待ち受けているが、ヒズボラは精密誘導ミサイルを含む約15万発のロケット弾やミサイルを保有、イスラエルのどこでも攻撃できる。しかも戦闘慣れした数千人の兵士が存在、様々な種類の軍事用ドローンを保有している。
イランがハマスを支援しているという話は眉唾物だが、ヒズボラとは関係が深い。
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コメント
1. 赤かぶ[201900] kNSCqYLU 2023年10月19日 05:22:20 : 4N0585LJoM : NVJuNy91a3N6ZVE=[8037] 報告
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ガザの病院爆撃で500人以上死亡か イスラエル・ハマス双方が関与を否定 病院内には多数の住民が避難
2023/10/18 TBS NEWS DIG
イスラエル軍による報復攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで病院が爆撃を受け、500人以上が死亡しました。アメリカのバイデン大統領がイスラエルを訪問する直前の爆撃で、現地の緊迫の度合いはさらに高まっています。
17日、パレスチナ自治区ガザ北部の病院で起きた爆撃。
病院には、7日以降続くイスラエル側の攻撃によるけが人のほか、避難してきた住民など多くの民間人がいたとされ、AP通信などは保健当局の話として、少なくとも500人が死亡したと伝えています。
これは別の病院の様子。多くのけが人が運び込まれました。
病院には、けが人を搬送する救急車が次々に到着。子どもを含む多くのけが人が乗せられた救急車も。
爆撃があった場所は、イスラエル軍が連日、住民に避難を通告していたエリアに含まれていて、ガザを支配するイスラム組織ハマスは「イスラエル軍に空爆された」としています。
パレスチナ自治政府のアッバス議長もイスラエル軍による攻撃だと非難しました。
一方、イスラエル側は「ガザの武装勢力『イスラム聖戦』による誤発射に責任がある」などと主張。イスラエル側・パレスチナ側双方が関与を否定するなかで、レバノンやトルコなど中東各地ではイスラエルに対する抗議デモが相次いでいます。
こちらは、アメリカのバイデン大統領がイスラエルに到着した際の映像です。
イスラエルでバイデン大統領は連帯を改めて表明し、ハマスに拘束されている人質の解放に向けた調整や、軍事作戦に伴う市民の被害の回避策について話し合う見通しです。
そのあとバイデン大統領はヨルダンを訪問し、パレスチナ自治政府のアッバス議長やエジプトの大統領らと会談する予定でしたが、ガザの病院への爆撃を受け、アッバス議長が会談を拒否。ヨルダン訪問は延期されました。
病院への爆撃をめぐっては、レバノンやトルコ、そして、イランなど中東各地でイスラエルに対する非難の声が高まっています。
テヘラン市民
「パレスチナの人々に罪はありません。住んでいる土地を去りたくないだけです」
中東情勢がさらに緊迫化するなか、ガザで支援活動を続ける国境なき医師団の日本人スタッフが悪化を続けるガザの現状について語りました。
国境なき医師団 白根麻衣子さん
「シェルターとか安全と呼ばれる場所にみんなが集まってきて、そこは劣悪な状況で、建物の中で寝る場所もないし、入れるスペースもないので、たくさんの人々がただただ外で時が過ぎるのを待っていたり、避難する場所もどこも極限の状態を迎えていて、人は溢れていて、本当にすさまじい状況になっている」
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
2. 赤かぶ[201901] kNSCqYLU 2023年10月19日 05:25:19 : 4N0585LJoM : NVJuNy91a3N6ZVE=[8038] 報告
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【速報】ガザ病院の爆撃は「イスラエル軍によるものではなさそうだ」 バイデン大統領がネタニヤフ首相との会談で発言
2023/10/18 TBS NEWS DIG
イスラエルに到着したアメリカのバイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との会談の中で、パレスチナ自治区ガザの病院への爆撃について「イスラエル軍によるものではなさそうだ」と述べました。
アメリカ バイデン大統領
「きのうのガザの病院での爆発には、深い悲しみと憤りを感じている。私が見たところでは、それはあなたたちではなく、別のチームによるもののようだ」
バイデン大統領はこのように述べ、パレスチナ自治区ガザの病院への爆撃にイスラエル軍は関与していないとの見方を示唆しました。
また、ガザを支配するイスラム組織ハマスについて、パレスチナ人全員を代表するものではないと強調。
このほか、「イスラエルの人々の勇敢さに驚かされた」などと述べ、自衛に必要なものは全て提供すると表明。
イスラエルのネタニヤフ首相もアメリカからの明確な支援に感謝すると述べました。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
3. 赤かぶ[201902] kNSCqYLU 2023年10月19日 05:30:39 : 4N0585LJoM : NVJuNy91a3N6ZVE=[8039] 報告
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ガザ地区の病院爆撃で…死者500人超 ヨルダン川西岸でも激しい抗議【Nスタ解説】
2023/10/18 TBS NEWS DIG
イスラエル軍による報復攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで病院が爆撃を受け500人以上が死亡しました。アメリカのバイデン大統領がイスラエルを訪問する直前の事態に、波紋が広がっています。
■“食い違う”主張 ガザ病院爆撃 死者500人超
立て続けにやってくる救急車両から降りてきたのは…負傷した「ガザ」の住民たち。なかには…子どもたちの姿も。
騒然とする病院…医者に症状を訴える人…涙する人…またしても多くの民間人が犠牲になりました。
狙われたのは病院…17日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区「ガザ」の病院が爆撃を受け、AP通信などによると、500人以上が死亡しました。
爆撃があった場所は、イスラエル軍が連日、住民に避難を通告していたエリアに含まれていて…ハマスは「イスラエル軍に空爆された」としています。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は「醜悪な大量虐殺」だとイスラエルを強く非難。爆撃に抗議するパレスチナ人が各地に集結しました。「ラマラ」では、治安部隊と衝突するなど混乱が広がっています。
一方で、イスラエル側は、爆撃を否定。
「ガザの武装勢力『イスラム聖戦』によるロケット弾の誤発射に責任がある」などと主張し、互いの主張が交錯しています。
病院の爆撃があったのは、アメリカ・バイデン大統領がイスラエルの隣国、ヨルダンで、パレスチナ自治政府のアッバス議長やエジプトのシシ大統領らとの会談を予定していた“前日”。
バイデン大統領は急遽、ヨルダン訪問をとりやめ、会談は「中止」となりました。
■ガザの病院に爆撃で…ヨルダン川西岸でも激しい抗議
ホラン千秋キャスター:
ガザ地区の病院が爆撃を受けました。住民の抗議デモがあったパレスチナ自治区のヨルダン川西岸から増尾記者の報告です。
増尾 聡記者:
ヨルダン川西岸の都市で、パレスチナ人が4万人ほど住むラマラという場所です。深夜から未明まで続いたデモですが、現在は落ち着きを取り戻しています。目立った混乱は確認されていません。ガザ地区での病院の爆発を受けて、きのう夜に始まったデモには、数千人の住民が集まり、その時にタイヤなどを燃やした後、地面真っ黒に焼け焦げていて、石などの様々なものを投げつけていたということで、破片などが散乱した状態が今も残っています。
ガザでの病院爆発については、どちら側によるものかは分かっていませんが、デモの参加者は「イスラエル側によるものなんだ」と、皆一様に怒りをあらわにして興奮した状態だったということです。
それに加えて参加していたデモ隊が求めていたのは、パレスチナ自治政府のアッバス議長の退陣です。アッバス氏は、10月7日のハマスの越境攻撃については、欧米諸国との関係を意識して、17日のデモまでコメントをせずに沈黙を貫いていまして、ガザの人に同調的な西岸のパレスチナ人からは非難の声が上がっていました。
そうした不満が一気に爆発した形で、デモでは参加者と治安当局と衝突する場面があり、参加していた住人2人が死亡しています。アッバス議長はきょうから3日間、喪に服すことを宣言していまして、全土では学校や店など全て休止となりましたので、現在は落ち着きを取り戻している状況です。
10月7日の戦闘以降、ヨルダン川西岸全体では散発的にパレスチナ人とイスラエル当局の衝突があり、50人以上が死亡するなどしています。
■500人超死亡「醜悪な大量虐殺」
井上貴博キャスター:
アメリカのバイデン大統領が到着する前に病院の爆撃が起きました。パレスチナ自治区ガザ地区の死者は、2808人。イスラエルの死者は約1400人です。
国連のグテーレス事務総長は「病院・医療関係者などは国際法によって、明確に保護されている」と発言し、病院に対する爆撃は、世界中から非難の声が上がっています。
パレスチナ自治区のガザに“ラファ検問所”があります。ここはイスラエル領内を通らない唯一の脱出ルートであるということで、越境したい人々が多く詰めかけています。そして、イスラエル国外から直接ガザに支援物資を入れることができるということで、物資を積んだトラックが多く詰めかけているのもラファ検問所です。人の命を守る、救出するためにも重要な場所です。
ですが、ラファ検問所が開かず、開くめどすら立っていないので、逃げ出すこともできないし、大変厳しい状況にあるガザに支援物資を送ることもできない。しかも空爆とみられる爆発も起きています。パレスチナ自治政府の内務省は「少なくとも28人が死亡した」と発表しています。
なぜ検問所を開かないのか、開いてもらえないのでしょうか。エジプトのシュクリ外相は「イスラエルが認めていない」としています。明海大学教授の小谷哲男教授は「イスラエルは市民ではなく、テロ組織ハマスに支援物資や武器がわたることを懸念して、検問所を開けないのではないか」と話しています。
■国際人道法を守るように強く言えるのは「アメリカ」
ホラン千秋キャスター:
ロシアとウクライナの間でも「民間人を攻撃してはいけない」とか「病院を攻撃してはいけない」とか、一…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/articl...